ディノザウルスの騎士 ~ヘッジファンド・ディーラーが送るマーケット・ニュース~

世界経済・日本株・外貨・エネルギーなどの市況情報を、欧州系ヘッジファンド・グループの一員である日本企業オーナーが送る。

2017-05
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東京株式市場大引け 日経平均続落 前週末比375円90銭安

 週明け22日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、前週末比375円90銭(2.24%)安の1万6438円47銭で今日の取引を終了した。

 前週末のNY市場は、サブプライム問題を背景にクレジット市場が抱える問題の根深さを改めて浮き彫りにすると共に、主要企業の冴えない決算発表が相次いだ事で、企業業績悪化の懸念が一層強まり、米景気の先行きに対する警戒感が急速に広がった事から主要株価3指数は急落した。また、週末開催されたG7では、ドル安是正について言及がない一方で、中国人民元に対し早期の切り上げ要求を声明に盛り込んだ事から、アジア通貨高による円の連想買いを誘発し、週明けの東京外国為替市場で円は主要通貨に対し全面高の展開となった。

 こうした急激な外部環境の悪化を受け、週明けの東京株式市場は寄り付きから全面安の展開で始まった。海外勢によるリスク回避に伴うバスケット売りや、先物へのヘッジ売りが個人投資家の投げを誘うと、寄り付き後すぐに下げ幅が500円を超え、一気に1万6300円台を割り込んだ。その後、円相場が落ち着きを見せた事で日経平均も下げ渋る展開となったが、引き続きアジア市場の動向を見極めたいとの思惑から安値圏での模様眺めとなった。

 午後に入ると、朝方の急激な円高の反動から円の売り戻しが進んだ事で、下値への警戒感が和らぎ、テクニカル的にも下げ過ぎていた事から、輸出関連銘柄や金融セクターの一角に買い戻す動きが広がり、日経平均は下げ渋る展開となった。ただ、アジア市場が全面安となっている事や、今夜再開されるNY市場への警戒感から買いの勢いは限定的で、戻りの鈍さも露呈した。

 東証1部の売買代金は概算で2兆5602億円で、売買高は19億658万株。東証一部の値上がり銘柄数は186、値下がりは1492、変わらずは43だった。

 個別銘柄では、全面安ながら消費者金融株が堅調。その他には、第一三共、三井鉱山、高島屋、富士フイルム、ヤフー、みずほFGなどが上げた。一方、金融セクターや輸出関連銘柄の下げがきつい。また業績上振れ期待の資源セクターも利益確定の売りに押された。

 大証の日経平均先物12月物も大幅に続落し、前週末比380円安の1万6440円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物12月物は、前週末の清算値と比べ325円安の1万6465円で取引を終えた。

 前週末のNY市場で、主要企業の冴えない決算発表が相次いだ事で、米景気の先行きに対する警戒感が急速に広がった事から主要株価3指数は急落し、今朝の東京外国為替市場では、リスク回避に伴う円キャリー解消圧力から急激な円高が進行した事で、国内輸出企業の業績への懸念が広がり、日経225先物も朝方から急落して始まった。一時570円安の1万6250円まで下げる場面もあったが、その後は円相場が落ち着きを取り戻した事から下げ渋り、前引けにかけては安値圏でもみ合いとなった。午後に入っても円の戻り歩調を追い風に、じりじりと買い戻しの動きが強まり、一時330円安の1万6490円まで戻す場面もあったが、その後は上値の重い展開となって戻りは限られた。TOPIX先物12月物は続落し、前週末比27.0ポイント安の1564.5で今日の取引を終えた。日経平均オプション11月物はプットのロングが優勢。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルで大幅に続伸し、17時時点では前週末の同時点に比べ1円29銭円高・ドル安の114円02―05銭前後で推移している。

 前週末の海外市場では、さえない決算発表が相次いだ事で、米景気の先行きに対する懸念が一段と強まりNY株が急落した事や、景気下振れリスクの高まりから追加利下げ観測が強まった事で、リスク圧縮による円キャリー解消圧力が強まり、円買い・ドル売りが加速した。また週末開かれたG7では、ドル安について言及されない一方、、中国に対しては人民元の切り上げを要求した事もあり、今日の東京市場では、朝方から円は主要通貨に対し全面高の展開となった。

 円は一時113円25銭まで上昇する場面もあったが、その後は急激な円高への警戒感による利益確定の円売りや、実需筋と見られるドル買いから、円は午後にかけて114円台前半まで押し戻されて伸び悩む展開となっている。日経平均が午後に入って下げ渋っている事も、リスク回避姿勢を鈍らせ円の上値を重くしている。

 円は対ユーロで急伸し、17時時点では前週末の同時点に比べ1円41銭円高・ユーロ安の1ユーロ=163円19―22銭前後で推移している。

 前週末の海外市場では、日本を含むアジア・欧州・NYと世界的な連鎖株安を背景に、リスク回避に伴う円キャリートレード解消圧力が急速に強まり、円買い・ユーロ売りが拡大した。そこに、G7での人民元切り上げ要求が加わった事から、円に対しても連想買いを誘い、今日の東京市場は朝方から円が急伸して始まった。円は朝方に一時162円42銭まで買い進められる場面もあったが、その後は急激な円高への警戒感や、日経平均が下げ渋った事からユーロを買い戻す動きが強まり、円はじりじりと上げ幅を縮小していき、163円台前半まで上げ幅を縮小した。
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